高気密住宅の基準の調べ方について!高気密が重要な理由についても解説!

高気密住宅がすごいということは、何となくご存知の方は多いかもしれませんが、「なぜ高気密が重要であるか」という部分に対する認知度はまだ低い傾向にあります。
今回は、高気密住宅の基準の調べ方や高気密が重要である理由についてご紹介します。


□高気密住宅の基準はどのように調べる?

「高気密性が何となく大事であることは知っているけど、それをどうやって見分けたら良いのか分からない」というお悩みをお持ちの方は多いと思います。
そこで、この章では高気密住宅の基準の調べ方についてご紹介します。

結論から申し上げますと、気密性能を表す「C値」を参考にすることで、「その住宅はどれくらい気密性に優れているのか」という部分が分かります。
C値は、「相当隙間面積」と呼ばれるもので、延べ床面積1平方メートルあたりに隙間が何平方センチメートルあるのかを示したものです。
つまり、C値が小さければ小さいほど、隙間面積が小さいことを示し、それは気密性の高さを示します。
具体的には、C値が0.5以下であれば高気密住宅の最低基準は満たしているという考え方もあります。

ただ、ここで注意していただきたい点は、「C値がこれくらいであれば高気密住宅である」という明確な基準は存在しないということです。
そのため、あくまで1つの目安として、C値を活用しましょう。


□なぜ高気密が重要なのか?

上記では高気密であるかどうかの確認方法についてご紹介しましたが、そもそもなぜ高気密が重要なのでしょうか。
そこには3つの理由があります。

1つ目は、省エネルギーにつながるからです。
家を高気密にすることで、外気が室内に入ることが少なくなるため、冷暖房の効きが良くなります。
そのため、過度に高い温度に設定する、あるいは低い温度に設定する必要性がなくなるため、結果として省エネルギーにつながります。

2つ目は、換気が効率良くなるからです。
高気密住宅では、1日中換気を行うことが、機械的に義務化されているため、換気効率が上がります。
また、高気密住宅の換気システムを利用することで、室内の温度環境を保ちながら、空気の入れ替えを行えます。

3つ目は、湿度をコントロールしやすいからです。
高気密住宅は、外気を中に入れないだけでなく、湿気も中に入れません。
そのため、気密性の低い住宅よりも湿度のコントロールがしやすいことが特徴です。


□まとめ

今回は、高気密住宅の基準の調べ方と高気密の重要性についてご紹介しました。
高気密であるかどうかの1つの基準として「C値」と呼ばれる数値があるため、参考にしましょう。
また、高気密住宅には省エネルギーや換気効率の良さ、湿度のコントロールのしやすさなど多くの魅力が詰まっています。
高気密住宅にご興味をお持ちの方は、是非お気軽に当社までご相談ください