和洋室ってどんな部屋?新築でおしゃれな和洋室を作るためのアイディアをご紹介!

一般的にホテルの部屋で見かけることの多い「和洋室」ですが、和と洋を同時に感じられる唯一無二のおしゃれな印象から、近年は新築住宅でも取り入れられることが増えてきています。
日本古来の和風な雰囲気を残しながら、モダンなデザインも同時に叶えられるので、住宅のデザインをどちらか一方に決めきれない方にもおすすめのお部屋です。
そこで今回は、「和洋室」の特徴や魅力と、和洋室に取り入れたいアイディアについてご紹介します。
自分だけの理想のお部屋を叶えるためにも、これからお伝えするポイントをしっかりと押さえてください。


□和洋室とは

そもそも「和洋室」とは、和風と洋風の両方を織り交ぜた、和洋折衷のお部屋のことです。
モダンな洋風建築の中に和風らしいデザインを組み合わせたお部屋や、明治~昭和にかけてのアンティークな雰囲気を感じさせる、和洋の混在したお部屋のことをいいます。

和洋室の魅力は、「調湿性」や「日射遮蔽」といった、日本の気候を良く理解した和風建築の良さと、「採光」や「開放感」を生み出し、お部屋を広く見せる・使う洋風建築の良さを同時に取り入れられることです。
また、「和」と「洋」はそれぞれベクトルの異なるデザイン性の高さを誇っているので、それらも程良く組み合わせられることも、和洋室の人気が高い理由の1つになっています。


□新築の和洋室に取り入れたいアイディア

1.フローリングと畳を活用する

フローリング貼りの部屋の一部に畳スペースを取り入れることで、和洋折衷な空間を作り出せます。
程よく和洋を調和させつつ、スタイリッシュな印象にしたい方は、畳のスペースを一段高くすることで、「和」と「洋」のメリハリを付けられるのでおすすめです。

2.格子デザインを取り入れる

和洋折衷の雰囲気を叶えたい場合、仕切りには「格子戸」を使用するのがおすすめです。
「襖」や「障子」だと和室っぽくなりすぎてしまい、「ドア」を使用すると洋室の雰囲気に傾いてしまいます。
程良くどちらの雰囲気も取り入れるためには、和・洋どちらのデザインともバランスを取れる、格子デザインのものを使用してみましょう。

3.照明を工夫する

和風建築は、自然光をコントロールする技術に長けているため、穏やかな光との相性が良いです。
そのため、照明には光の強すぎない間接照明を使用したり、ダウンライトやシーリングライトを使用する場合には、周りを木材で囲んだりすることで、上手く和洋のバランスを取れます。

4.家具や建具にアンティークを取り入れる

和洋折衷と聞くと、ノスタルジックな印象が頭をよぎります。
そのため、インテリアには明治~昭和にかけての雰囲気を感じられるような、アンティーク家具を使用してみましょう。

5.土間を活用する

和風建築ならではの「土間」を活用することも、和洋折衷の雰囲気を叶えるためには有効です。
また、土間は機能性にも優れているため、ウォークインシューズクローゼットや、キッチンに直結するパントリーのように、使い勝手の良い部屋として上手く活用しましょう。


□まとめ

和洋室のデザインは、和室と洋室それぞれの良さを両方取り入れられるため、「デザイン性」と「機能性」をどちらも損ねることなく叶えられます。
ただし、和洋をバランス良く感じるためには、どちらか一方に傾き過ぎないことが大切なので、お伝えしたアイディアを参考に、新築を建てる際は自分だけの素敵な和洋室を叶えてください。

玄関ドアの断熱性能を徹底比較!コスパが良く断熱性の高いドアはどれ?

家づくりには大切な指標である断熱性能。
断熱性能が高い家であるほど冷暖房設備の節約やヒートショックのリスク軽減などメリットは多くあります。
そして、玄関ドアの種類を意識することは家の断熱性能を高めるための大きな要因になり得るのです。
今回は、玄関ドアの断熱性能について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。


□玄関ドアの断熱性能を比較する基準


*「熱貫流率U値」とは?

玄関ドアには断熱性能等級が設けられており、「熱貫流率U値」で示されます。
難しく聞こえる熱貫流率ですが、「熱を通しづらい素材であるほど、素材が厚いほど、熱が伝わりにくい玄関ドアになる」ということを示しているのです。
仮にU値1.0を下回ると断熱性能の低いドアとなり、一般的に日本で普及しているドアのU値は2.0ほどです。


*熱貫流率U値が変化する要因は?

先ほど紹介した通り、熱貫流率には「素材」と「構造」が関係しています。
例えば、日本においてよく使用されているドアの素材はアルミですが、アルミは熱伝導率(熱の伝わる比率)が高く、木の約1750倍熱を通しやすいのです。
このように、熱の伝わりやすさによってU値は変化し、ドアの枠の素材や構造によっても異なります。


*D2仕様・k4仕様といった記号は?

玄関ドアのカタログで「D2仕様」や「k2仕様」などの記号が記載されているのを見た方もいらっしゃるでしょう。
これらは主要メーカーのYKKやLIXILが断熱性能を表す独自の記号です。
主にYKKは「D2・D4」、LIXILは「k2・k4」と示されているので、それぞれのメーカーの商品詳細をご参照ください。


□主要メーカー製玄関ドアの断熱性を徹底比較!

熱貫流率の測定方法は、各社によって異なるので一概に比較できないといった点には注意を払う必要があります。
今回は以下の通り、「ガデリウス」「YKK」「LIXIL」の3つのメーカーで比較します。

1.ガデリウス
・商品名:KG94
・熱貫流率:0.943w
・定価:55万円ほど

2.YKK ap
・商品名:YKK D70
・熱貫流率:0.93w
・定価:76万円ほど

3.YKK ap
・商品名:D50
・熱貫流率:1.55w
・定価:40万円ほど

4.LIXIL
・商品名:ハイグレード仕様
・熱貫流率:0.89〜1.23w
・定価:70万円〜76万円ほど


□まとめ

玄関ドアの断熱性能を少し意識することは、家全体の断熱性を左右すると言っても過言ではありません。
今回紹介した、熱貫流率U値の見方やメーカー毎の比較を参考にして、機能性の高い家を実現してくださいね。
ただし、メーカーによっても熱貫流率の測定方法が異なることをしっかりと理解した上で玄関ドアを選ぶようにしましょう。

玄関の正面に収納を作りたい!収納のコツと正面収納の例をご紹介!

玄関は家の雰囲気を左右する重要な場所と言っても過言ではありません。
そんな玄関がモノで溢れてしまっていると気分も落ちてしまいますよね。
ただし、玄関に必要なものは多いので「モノを減らすだけ」という考えではスッキリした空間を作れません。
今回は、スッキリした玄関にするコツと収納事例について紹介します。


□玄関収納のコツは何?

玄関の収納力をアップさせるためには、使うもの・使わないものをそれぞれ分け、玄関に置くものを厳選していくことが大切です。


*1.「隠す収納」を設置しよう

玄関にあるすべての物は、靴箱に収納しておくことが理想的です。
モノが散乱してしまうと、どうしても雑多な印象を与えてしまいます。
滅多に履かない靴や置きっぱなしにしている靴があれば、靴箱といった「隠す収納」を設置して収納しておくと良いでしょう。


*2.玄関に置くものを厳選しよう

「隠す収納」を意識した後は、玄関に置くものを厳選していく必要があります。
ここでは、多くの方が玄関に置いている「靴」と「傘」について紹介します。

・靴
玄関にいくつもの靴が出ているとスッキリとした玄関にはできません。
靴の数の目安として、「家族の人数分まで」を意識してみてください。
家族の人数分を意識するだけでも、スッキリした空間になり、掃除も苦労せずに済みます。

・傘
傘を玄関のたたきに出しておくと、散らかった印象を与えてしまいます。
傘も一緒に収納できる靴箱を設置することが理想ですが、それが難しい場合は靴と同様に「家族の人数分まで」を意識してみましょう。


□玄関正面の収納事例をご紹介!

はじめにご紹介するのは、「狭い収納を活かす」事例です。
今回の事例では玄関正面のクローゼットをコート収納にします。
間取りの関係上、ハンガーも斜めにしないと収納できないほどの狭いスペースでしたが、S字フックを使用することで収納量を増やすことができます。
この収納場所には、靴や傘はもちろん、出かける時のコートや上着を入れられるので非常に便利な作りになっています。

次に紹介するのは、「玄関正面の土間収納」です。
アウトドア用品を収納するために、オープンな土間収納を玄関の最奥に設け、効率良く収納できるような間取りになります。
家族でキャンプやスノーボードなどをする方にとっては、非常におすすめの玄関収納です。


□まとめ

家づくりにおける玄関の収納は、これからのライフスタイルに即した間取りにすると良いでしょう。
その中でも、スッキリとした玄関にしたい方は「隠す収納の設置」「置くものを厳選する」この2つを意識してみてください。
他にも今回ご紹介した内容をもとに、おしゃれで利便性の高い玄関収納を実現してくださいね。

木に囲まれた家に住みたい!木材をふんだんに使った住宅3選をご紹介!

やすらぎと温かみを感じられる「木に囲まれた住宅」。
自然を感じながら、落ち着きあふれる生活を営んでみたいものですよね。

今回は、木に囲まれた家に住むメリットと、魅力的な建築事例についてご紹介します。
木の温もりに囲まれた、穏やかな暮らしにあこがれを抱いている方は、ぜひ最後までご覧になってください。


□木に囲まれた家に住むメリット

木に囲まれた家に住むことで、次の4つのメリットを期待できます。

1.リラックス効果
木に囲まれた家に住むことで、「血圧の低下」と「ストレスの抑制」の2つの観点から、リラックス効果を期待できます。
木の心地良い香りが、身体のリラックスを誘ってくれるので、心にゆとりのある生活を営めるでしょう。

2.睡眠の質向上
無垢材を使用している家では、そうでない家に比べて、質の高い深睡眠の時間が長くなることが確認されています。
夜はぐっすり眠れるので、日中のお仕事を元気に乗り越えられますよ。

3.湿度調整効果
木材は家の中の湿度に合わせて、空気中の水分を適度に吸収・放出してくれる「吸放湿作用」を持っています。
木材が室内の湿度を快適な状態で保ってくれることで、住みやすい環境になるだけでなく、結露やカビの発生も防いでくれます。

4.消臭・抗菌
木材に含まれる様々な成分が、室内の嫌な臭いを消臭してくれたり、大気汚染物質を抗菌してくれたりすることが確認されています。
消臭・抗菌効果に加えて、木材の香りがより一層住み心地の良い環境を整えてくれるので、快適な住まいを叶えるためにはぜひ木に囲まれた家を作ってみましょう。


□素敵な木に囲まれた家

ここからは、木に囲まれた家の実例を3つご紹介します。


*床・天井・壁が統一された空間

床・天井から壁や建具まで、すべてを同じ色味の杉板で統一した住宅です。
空間を統一することで、木材の良さを最大限に活かしながら、木の温かみを伝えてくれる造りになっています。


*無垢材をふんだんに使ったナチュラルテイストの住宅

LDK全体に無垢材をふんだんに取り入れた、ナチュラルテイストの内装です。
異なる無垢材を貼り合わせることで、独創的なおしゃれ空間を演出しています。
また、スケルトン階段にも無垢材を使っていて、アクセントとして一味違う雰囲気を醸し出しています。


*庭とつながる家

土間のダイニングとデッキをつなげることで、家の中とお庭に一体感を持たせています。
自然を身近に感じられるので、日々の喧騒から離れてのんびりとでき、家族のつながりを強く感じられる家となっています。


□まとめ

木に囲まれた住宅では、コンクリートや鉄骨からなる家では感じられない、リラックス効果や住み心地の良さを体感できます。
温かみのある優しい木造住宅をご希望の方は、今回お伝えした建築事例も参考にしながら、自分だけの素敵な住宅を叶えてください。

家を建てるのに必要なお金はどれくらい⁉費用を抑えるポイントもお伝えします!

マイホームの購入は人生最大の買い物だからこそ、絶対に失敗だけは避けたいですよね。
そのためには、家を建てるのに必要なお金がどれくらいかを把握しておくことが大切です。

今回は、新築で住宅を建てるのに必要な費用と、費用を抑える方法についてお伝えします。
理想の住宅を実現できるように、どれくらいのお金が必要になるのかしっかり押さえておきましょう。


□家を建てるのに必要なお金はいくら?費用の内訳もご紹介!

家を建てるのにかかる費用は、大きく次の3つに区別されます。


*土地取得費

新築で住宅を建てるためには、すでに土地を持っている場合を除いて、土地を購入する必要があります。
土地を取得するためには、「土地代」「不動産売買契約の印紙代」「仲介手数料」これら3つの費用が必要です。

土地取得にかかる費用の相場は、どの地域に家を建てるかによっても異なるので、具体的な金額については以下の目安を参考にしてください。

・全国 :1,445万円
・首都圏:2,221万円
・関西圏:1,693万円
・東海圏:1,274万円
・その他:912万円


*建築費用

家を建てるためにはもちろん、建物の建築に費用がかかります。
建築費用の相場は、住宅の種類が「注文住宅」か「建売住宅」かによって異なり、注文住宅は約4,257万円、建売住宅は約3,494万円です。

建築費用の内訳は、主に「本体工事費」「別途工事費」「その他の費用」の3つに分けられ、それぞれ建築費総額のうち、およそ75%・25%・5%程の割合を占めています。


*諸費用

土地取得費・建築費用以外にも、不動産購入には手数料や税金などの費用がかかります。
主な諸費用の内訳と金額については、以下を参考にしてください。

・住宅ローン関係費:不動産価格の3~5%程
・登録免許税:固定資産税評価額の0.4~2%
・仲介手数料:不動産の価格の3%+6万円
・不動産取得税:固定資産税評価額の約3%
・固定資産税:固定資産税評価額の約1.4%
・都市計画税:固定資産税評価額の0.3%


□新築の費用を抑える4つのポイント

1.ほしい機能や設備に優先順位をつける
注文住宅を建てる際、欲しいものを何でもかんでも詰め込んでしまうと、費用も莫大になってしまいます。
そのため、ご自身のライフスタイルを見直して、「絶対にゆずれないもの」「できればほしいもの」の順に分けていきましょう。

2.延床面積を抑える
新築で家を建てるにあたって、基本的には「本体工事費=坪単価×延床面積」で費用を計算できます。
延床面積とは、建物各階の合計床面積のことで、本体工事費を安く済ませるためには、延床面積をできる限り抑える工夫が必要です。

3.建物の形状をシンプルにする
建物の形状が複雑になるほど、その分の壁材や床材が必要になるので、建築にかかる費用も高くなります。
そのため、1階と2階の形状が同じ「総2階建て」の住宅にすることで、費用を抑えられるので覚えておきましょう。

4.水回りを1箇所にまとめる
1階と2階にトイレを設置したり、浴室とキッチンの距離が離れていたりすると、給排水設備が複雑になり費用が高くなってしまいます。
そのため、水回りの設備をできるだけ1箇所にまとめて、排水管の工事にかかる費用を節約しましょう。


□まとめ

家を建てるのに必要なお金には、主に「土地取得費」「建築費用」「その他の費用」の3つがあります。
具体的な金額は建てる住宅の大きさや、お住まいになる地域によって異なりますが、かなりの金額が必要になることは変わりありません。
そのため、お伝えした費用を抑えるポイントも参考にしながら、理想の住宅を叶えてください。

土地選びでは何に注意すれば良い?土地選びにおける優先順位の付け方をご紹介します!

憧れのマイホームを建てる際、まずは土地選びを慎重に進めていかなければいけません。
快適な暮らしを叶えるためには、自分たちの暮らしの中で何が最も優先されるのかを明確にして、ライフスタイルにあった土地に家を建てることが大切です。

そこで今回は、土地選びで優先するべき条件について解説します。
理想の暮らしにとっての優先順位を明確にして、無駄のない土地選びができるようになりましょう。


□土地選びにおける優先順位の決め方

土地選びでは、「何を最も優先するのか」を明確にしなければいけません。
優先順位がはっきりしていることで、限られた予算の中でも理想の住宅を実現できます。
ここでは、真っ先に検討してほしい3つの条件についてお伝えします。


*交通アクセス

どこに住むかを決める際、まずは交通アクセスの利便性について考えましょう。
通勤・通学は毎日するものなので、できるだけ利便性の高い場所に家を建てることは、快適な暮らしにとって必要不可欠な条件です。
通勤・通学にかかる時間や、家から駅までの距離については、しっかりチェックしておきましょう。


*周辺環境

これから先その土地で長く暮らしていくからには、周辺の環境が充実しているかも重要なポイントです。
家の周辺にスーパーやコンビニなどのお店があるかや、医療施設がそろっているかについて確認しましょう。

それだけではなく、周囲に自然環境が整っているとより快適に暮らしやすくなります。
周囲に緑があるのかや、子供が思う存分遊べる公園があるかについても調べておきましょう。


*教育環境

お子様がいるご家庭にとっては、子供の教育環境についても重視する必要があります。
校区内に通える公立学校があるのかや、小さなお子様を預けられる幼稚園や保育園がそろっているかについて調べておきましょう。


□土地選びでは敷地調査も重要!

土地選びでは、周辺環境も大切ですが、その土地自体の状態についてもしっかり確認しておかなければいけません。
どの土地にするかを決める際は、実際にその土地まで足を運んで、次の4つのポイントについてチェックしておきましょう。

1.地盤の固さ

地震の多い日本では、万が一に備えて地盤の強い土地に家を建てることが望ましいです。
購入した地盤の状態が悪いと、地盤改良工事に莫大な費用がかかってしまうので、購入前に最低限の地盤チェックをしておきましょう。
また、災害時のリスクを減らすために、ハザードマップも確認しておいてください。

2.法律による制限

法律によって、土地ごとに建てられる建物の大きさや広さは決められています。
建築面積については「建ぺい率」、延べ床面積については「容積率」などが定められているので確認してみましょう。

3.土地の形状と高低差

希望の建物を建てられるかどうかは、その土地の形状や高低差、傾斜によって大きく影響されます。
ただし、いびつな形状の土地の方が価格を抑えられるので、何を最も優先するのかを明確にして、どの土地にするかを決めましょう。

4.風通しと日当たり

快適な暮らしを営むためには、風通しや日当たりをしっかり確保できるかどうかも重要なポイントです。
周辺の建築物も考慮して、風通しや日当たりが優れているかどうか、時期や時間帯を変えて何度か確認しておきましょう。


□まとめ

土地選びでは、周辺の環境が充実しているかと、その土地自体の状態についてしっかり確認しておく必要があります。
土地選びでの失敗は人生最大の後悔になってしまう恐れがあるので、お伝えした土地選びの優先順位については、土地の購入前に必ず調査しておきましょう。

ZEHって何?ZEHの基本情報と認定基準についてお伝えします!

近年、環境にやさしく、エネルギーの消費を抑えられる新しい形の住宅として「ZEH(ゼッチ)」が注目を集めています。
それでは、この「ZEH」とはどのようなものなのでしょうか。

今回は、ZEHの基本情報と、新築で住宅を建てる際にZEHを満たすための認定基準についてご紹介します。
ZEHを満たすことでいくつかのメリットを期待できるので、ぜひZEHに関する詳細について把握しておきましょう。


□ZEH(ゼッチ)とは?

ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、1年間の実質エネルギー消費量を0以下に収める住宅のことを指します。

近年、地球温暖化と日本国内の電力供給不足から、エネルギーの節約や創出について、各家庭においても対策が求められる時代になりました。
その結果、省エネ・創エネ・断熱性能を兼ね備えた、ZEH住宅に対する注目が高まっているのです。

また、ZEHにすることで環境にやさしい家になるだけでなく、ZEHに住む私たちにもいくつかのメリットが期待できます。

省エネだけでなく、創エネも同時に兼ね備えたZEHでは、光熱費を抑えられることに加えて、余ったエネルギーを売却して収入源にすることも可能です。
さらに、創エネ設備を有していることで、災害時に停電が起こった際も安心して非常用電源に切り替えられます。
加えて、断熱性が高いこともZEHの特徴なので、ヒートショックのような健康被害に対しても効果的です。


□ZEHの認定基準について

「ZEH」として認定されるためには、国が定めた基準を満たしていなければなりません。

しかし、お住まいの地域や土地によっては、「ZEH」の基準を満たすのが難しい場合も考えられます。
そこで、ZEHを3つの種類に分け、それぞれの認定基準が設定されました。


*ZEHの認定基準

・建物の外皮(屋根や外壁など)の断熱性能を高め、UA値(断熱性を示す値)が0.6~0.4以下を満たしていること
・消費エネルギー量を20%以上削減すること
・再生可能エネルギーを導入すること
・上記3つを組み合わせて、消費エネルギー量を100%以上削減すること


*Nearly ZEHの認定基準

「Nearly ZEH」とは、ZEHには満たないものの、かなりのエネルギー削減を見込める住宅を指します。
Nearly ZEHの認定基準は次の通りです。

・建物の外皮の断熱性能を高め、UA値が0.6~0.4以下を満たしていること
・消費エネルギー量を20%以上削減すること
・再生可能エネルギーを導入すること
・上記3つを合算して、消費エネルギー量を75~100%削減すること

「ZEH」と「Nearly ZEH」の違いは、消費エネルギーの削減が100%に届くか届かないかのみで、それ以外の認定基準は変わりません。


*ZEH Orientedの認定基準

「ZEH Oriented」とは、狭小地のような「ZEH」の基準を満たすのが困難な土地で建てられる住宅です。
そのため、他よりも少ない2つの認定基準を満たすことで、「ZEH Oriented」に認定されます。

・外皮のUA値が0.6~0.4%以下になること
・消費エネルギー量を20%以上削減すること


□まとめ

年間のエネルギー消費を実質0にとどめる「ZEH」は、環境に配慮した住宅であるだけでなく、住宅に住んでいる我々にとっても、エネルギーの節約や快適な暮らしを叶えられるメリットがあります。
理想的な生活を実現するためにも、ZEHの認定基準を満たした家づくりに取り組んでみましょう。

洗面台のコンセントが足りない⁉ちょっとした工夫でコンセント不足を解消しよう!

洗面台は、生活動線・家事動線の拠点になる空間でもあるので、コンセントの数は慎重に検討しなければいけません。

今回は、「洗面台のコンセントが足りない」といった事態を防ぐために、洗面台に必要なコンセントの数についてご紹介します。
また、十分なコンセントを確保するためのちょっとした工夫についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。


□洗面台に必要なコンセントの数はいくつ?

洗面台に必要なコンセントの数は、ライフスタイルによっても変わってくるので、自分の暮らしに見合っただけのコンセントを確保することが大切です。
そこでここでは、洗面台のコンセントを決めるうえで、着目するべき6つのポイントについてお伝えします。

1.洗濯機・衣類乾燥機用
多くのご家庭では、洗面所に洗濯機を設置することになることが多いです。
また、家の立地やライフスタイルによっては、衣類乾燥機も同時に必要になるでしょう。
そのため、洗濯機・衣類乾燥機専用のコンセントは、必ず用意しておく必要があります。

2.扇風機・空調機用
洗面所には換気扇を設置するご家庭が多いと思いますが、より涼しく乾燥できる空間にするためには、天井近くにコンセントがあると便利です。
壁掛け扇風機やエアコン用のコンセントを用意しておくと、選択肢が広がります。

3.ドライヤー・ヘアアイロン用
ご家族に女性が多い場合は、ドライヤーやヘアアイロン専用のコンセントもあった方が便利です。
朝の支度時や寝る前には、コンセントの取り合いになることが想定されるので、できるだけ多めにコンセントを用意しておくと良いでしょう。

4.暖房機用
乳幼児やご高齢の方がいるご家庭では、冬場に備えて暖房用のコンセントも用意しておくのが望ましいです。
冬場はヒートショックの危険性も高まるので、家の中に寒暖差を作らないよう、できれば暖房を設置しておきましょう。

5.掃除機用
洗面所は脱衣所と兼用になるパターンが多いので、服の着脱でもホコリが舞い上がります。
そのため、掃除機を頻繁にかける必要があるので、洗面台付近に掃除機用のコンセントがあると便利です。

6.アイロンがけのような作業用
洗面台のコンセントについて考える際、アイロンがけをはじめとした作業用のコンセントは盲点になりがちです。
ライフスタイルを見直して、作業用のコンセントを最低1個は用意しておくと良いでしょう。


□「コンセントの数が足りない」を防ぐために!コンセントの位置を工夫しよう!

洗面台は思っている以上にコンセントが必要な場所ですが、どうやってそれだけのコンセントを用意すれば良いのか、分からない方も多いでしょう。
そこでここからは、十分なコンセントを確保するためのちょっとした工夫についてお伝えします。


*ミラー収納の中

洗面所をすっきり見せるためにミラー収納を導入する場合は、収納の中にコンセントを用意しておくと良いでしょう。
電動歯ブラシや電動シェーバーの充電に使えるだけでなく、水はねからコンセントを守れるのでおすすめです。


*作業台の上

洗面所の作業台は、様々な物を置くのにちょうど良い高さなので、コンセントがあると便利です。
アイロンをはじめとした家事のためだけではなく、スマホの充電や小型家電の置き場としても利用できるので、ぜひ用意しておきましょう。


□まとめ

洗面台は日常の中でも頻繁に使う空間なので、思っているよりも多くのコンセントが必要になる場所です。
毎日使う場所だからこそ、洗面台のコンセントが足りないと、かなり不便な生活になってしまいます。
快適な暮らしを営むためにも、ライフスタイルに合わせて十分なコンセントを確保してください。