穏やかな生活におすすめなのは縁側のある家!縁側のメリットとデメリットとは?

ドラマや映画、アニメでよく見る縁側のある家。
暖かな家族団らんの時間を過ごすのにピッタリな縁側ですが、実際に設置されている方はそう多くなく、取り付けるべきか迷いますよね。
今回は、縁側の魅力や注意点を解説します。


□昔からよく日本の家に見られる縁側とは?

縁側とは、和室と外部の間にある板張りの空間のことを指します。

建物の中と外の境目である縁側は、たとえば、ご近所の方が訪ねてきた際に、少しお茶を飲むスペースとして活用されます。
部屋の中に入るわけではないため、気軽に来客をもてなせるのは魅力ですよね。
また、縁側で室内にいながらも、外の景色や空気を味わえるのも特徴的です。

縁側には、広緑と濡緑の2種類があります。
広緑は雨戸やシャッターの内側にある縁側のこと、濡縁は雨戸やシャッターの外側にある縁側のことです。
広緑は廊下を兼ねる場合もあります。


□縁側のある家にはどんな魅力がある?注意点は?

縁側を設けることで電気代を削減し、エコな暮らしができることに加え、コミュニケーションや作業の場としてもスペースを有効活用できます。

一方で、居住空間が狭くなってしまう点や、プライバシー保護に関する問題には注意が必要です。
以下でご紹介するメリットとデメリットを比較し、縁側の設置を検討してみてください。


*メリット

1つ目のメリットは、夏の暑さと冬の寒さを軽減してくれる点です。
縁側と軒によって、太陽の位置が高い夏には日光を遮り、太陽が低い位置にある冬には日光を積極的に取り入れられます。

2つ目のメリットは、通気性が高まる点です。
縁側は日当たりだけでなく風当たりの良さも期待できるため、縁側を開放すれば、家全体にさわやかな風を巡らせることができます。

3つ目のメリットは、交流の場として活用できる点です。
縁側には軒があるため雨や直射日光をさけつつ、靴を脱いで床に上がらなくてよいため、多くの人が気軽に立ち寄れます。

4つ目のメリットは、作業スペースとして使える点です。
室内と室外の中間に位置する縁側は、工作やDIYをするスペースとしても適しています。
屋内では取り組みにくい作業でも気兼ねなく進められるのが魅力です。


*デメリット

デメリットの一つは、土地の価格高騰に伴い購入可能な土地面積が狭くなっていることから、縁側を設置する十分なスペースが確保しづらいことです。
狭い土地に縁側を設置すると居住スペースが狭くなってしまうため、要注意です。
対策としては、縁側をLDKと一体化して建具で仕切りましょう。

もう一つのデメリットは、防犯面です。
縁側は開放感がある一方で外から見えやすいため、塀や植栽の位置を工夫して外からの視線を遮りましょう。


□まとめ

今ではあまり見られなくなってしまった縁側ですが、風を通しやすく日光も効率的に活用できるため、設置を検討するのも良いでしょう。
家族や友人、ご近所との交流の場としても活用できる一方で、部屋が狭くなってしまったりプライバシーが保たれなかったりする注意点があります。
縁側を設置する際は、十分な対策を講じることがおすすめです。

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